ビジョンブログ(HRI VisionHouse Blog)

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投資としての教育
先日、ガイアの夜明けで教育トレンドについて
取り上げられていましたが、
大手進学塾に通う子供たちの対極として
大分県の豊後高田市での取組が取り上げられていました。

それは市の役人が地域住民や学校の先生を巻き込んで進める
「学びの21世紀塾」という名前の、
地域参加型子供の教育支援モデルです。

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(ホームページ)
http://www.city.bungotakada.oita.jp/kyouiku/21seikijuku/21seikijuku.jsp

1995年当初、大分県自治体の中で、
学力ランキング21位だった豊後高田市が
この取組を始めて、現在では1位になりました。

その取組とは何かというと

1.放課後に無償で、地域のコミュニティ施設で学習機会を提供
2.そこに元校長先生がいて、教えるのではなく、分からないところを助ける学習指導を実施
3.主婦を中心とした地域の方々も教育参加。学校に行って授業などを実施。
4.住民の85%が加入するケーブルテレビを使って、TV授業を実施。
  そこに登場するキャスターは、市の学校の先生。
  視聴率は30%を超えている。

まったくお金をかけず、既存にあるリソースだけを活用して
学力向上を実現。

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ここからは、私見です。

ガイアの夜明けで、2月1日の小学校の授業風景が映し出されましたが、
クラスの3分の2ぐらいの生徒が欠席。

なぜなら、中学受験の受験日がその日に重なっているから。
その光景に違和感を覚えました。

受験生が頼るのは学校の先生ではなく、塾の先生。
合格した時に抱き合うのは塾の先生。
では、公立の学校ってなんだろう・・・と。
これは20数年続いている状況だろうと思いますが。
それだけ学校側が何も変えてきていないということで・・。

今は、デフレが進んで、
一般家庭の収入が伸びなやいんでいるにも関わらず、
教育に対する投資熱は高まっています。
それは、格差社会による不安や少子化によって、
一人の子供に対して投資する割合が増えたからですが、
本質的に各家庭が望んでいるのは
「塾に通わせないですむ教育」ではないかと思います。

豊後高田市のお母さん方が
「無料で放課後に支援してくれるので助かります」
といっていたのが、その象徴だと思いました。

学校だけに通わせて塾に頼らないですむ方向に近づくためには
学校の先生が、勉強を教えることに集中できる環境づくりが
必要だと思います。

塾の先生のミッションは、「志望校に合格させること」ただこれのみ。
だから、分かりやすいし、目標を共有して叱ったり、激励したりすることもできる。
親じゃないんだから、学校の先生もこうしてあげないとならないなーと思います。

フィンランドで29歳のときに教育大臣になった
オッリペッカ・ヘイノネン氏が取り組んだ改革こそ
参考にすべきだと思います。

それはフィンランドが学力世界一になるための
原動力になりました。
深刻な経済危機下におかれたときに
「教育に投資して産業を興すしか道はない」
という思い切りから大胆な教育改革が行われました。

機会を平等にし、一人の落ちこぼれも出さない教育を実現。
これは教育を「投資」と考え、それを貫いた成果だと思います。

改革の詳細は→http://bit.ly/bwwilv

今、足りないのは国家として「教育に投資する」という考え方。

学校教育に、投資対象としての魅力を持たせることが
何より重要だと感じます。
| 三坂健(ken) | アジア・グローバルで仕事する!(ken) | 23:53 | comments(2) | trackbacks(0) |
三坂さん、こんばんは。
先週に引き続き、Matsumuraです。

>先日、ガイアの夜明けで教育トレンドについて
>取り上げられていましたが、
>大手進学塾に通う子供たちの対極として
>大分県の豊後高田市での取組が取り上げられていました。

最近、全く見ていなかったのですが、たまたまこの日は
ガイアの夜明けを見ることができたんですよ。

>まったくお金をかけず、既存にあるリソースだけを活用して
>学力向上を実現。

地域の元校長先生が協力したり、
また、他の町だったかもしれませんが、
地域のケーブルTVを利用した教育も行っていました。

この時の地元の人の言葉で印象的だったのが、
「田舎でもちゃんとした教育を受けられる」
と、あるお父さんが話していたこと。

それまで田舎と都会の教育格差、
というのを考えてこなかったので、
自分が恵まれていたな、、、と
少しドキッとしましたね。


テクノロジーが進化すれば、便利になるようで、
仕事は増えるし、時間に追われるようになるし、、、
と少し否定的な考えがある自分ですが、

こうした、教育などの機会均等などの面で
CATVなどのテクノロジーが活躍するのは、
とても良いことだと思いました。


>受験生が頼るのは学校の先生ではなく、塾の先生。
>合格した時に抱き合うのは塾の先生。
>では、公立の学校ってなんだろう・・・と。
>これは20数年続いている状況だろうと思いますが。
>それだけ学校側が何も変えてきていないということで・・。

それが、良い悪いではなく、
それこそ15年近く前の話ですが、
自分の経験からも全く否定できない事実です。

小学校の先生より、遥かに塾の先生の方が頼れる、
尊敬できる、という感覚がありました。

そうした経験の上でも、やはり「異常」なのだろうと
思います。


>学校だけに通わせて塾に頼らないですむ方向に近づくためには
>学校の先生が、勉強を教えることに集中できる環境づくりが
>必要だと思います。

学校の先生は、勉強を教える以外に、
様々な雑務や、学内の政治的な活動がある、、、
ということでしょうか。

そうした面もあるとは思いますが、
全くの自論ですが、
そもそも先生の質を上げるのが急務だと思います。

日本の学校の先生は、
小学校の先生の給与が一番安く、高校生の先生の給与が高い。
これがまずおかしいですよね。

小学校の先生は、勉強を教えるにしても、全ての教科を教える
必要があり、しかも相手は子供だから、とにかく手が掛る。

しかも給与が安い、となれば、
こうした状況で、本当に「教育」という視点が持てるとは
思えません。

小学校の先生は、「聖職」だと思うのですが、
これでは良い先生は続けられません。


に、高校の先生など、楽なものです。
教えるのは1教科だけであり、あえて極端な言い方をすれば、
毎年同じ教え方をしているのであれば、高校の先生ほど、
楽な職業はないと思えるくらいです。

また、変化しなくても良い安定した環境も、
質の低下を招いているのかもしれません。


給与の傾斜の話だけではなく、
給与自体も底上げしなければ、良い人が学校の先生になる時代には
なかなかならないと思います。



豊かな土地があるわけではない日本の武器は、
「頭脳」以外にないはずです。

それが、「ゆとり教育」などで、
戦略性なく逆行しているように
見える政策が理解できません。


その意味で、フィンランド教育に詳しいわけではありませんが、

>フィンランドで29歳のときに教育大臣になった
>オッリペッカ・ヘイノネン氏が取り組んだ改革こそ
>参考にすべきだと思います。

は全くその通りだと思います。



>今、足りないのは国家として「教育に投資する」という考え方。

大賛成です。
日本みたいな国のベースは、
確実に「教育」だと思います。


ちょっと話がずれるかもしれませんが、
 ・社会人経験が5年以上ない人は、先生になれない、

というのも、提案です。
社会性のない先生に価値はないですよ。

一度も社会に出て、働いたことがないのに、
何を「えらそう」に、子供に教えられるのか、と思います。



「教育」というテーマには、
昔から強い関心があるせいか、
少し極論に走った意見を言ったかもしれませんが、
お許しください。

では。

| Hiroka.M | 2010/03/13 2:04 AM |
コメントありがとうございます!葉山で相模湾を見ながらこれから仕事です。

フィンランドでは、一番人気の職業が先生だそうです。そして、最も成績が優秀なエリートが先生になるそうです。

日本でも、このままいけば、近い将来、社会人経験者が先生になる、ということも増えてくるのではないかと思います。

ただその変革が、危機が訪れたときに起こせるのか、その前に起こせるのか、というところだと思います。

危機を事前に予測して、将来の人のため、人々のために
痛みの伴う変化を起こせるシステムがないことが今の日本の課題ではないかと思います。

Matsumuraさんの熱が伝わってきました!
ありがとうございます。
| misaka | 2010/03/14 8:41 AM |









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